「ふふふうさん」ブログ ~いざゆけ若鷹軍団~

にわかホークスファンのまったりブログ

バラ色の2003年

 2019年の西武は強かったですね。シーズンの強さが仇となってか、CSで不調の打順を組み替えられずホークスに足をすくわれてしまいましたが、あの攻撃力は恐ろしいものでした。シーズン後のプレミア12で、代表チームはどうしても得点力をベースにメンバーを選ぶためレフトやファーストが急造コンバートとなり細かいミスがあったようにも見えましたので、野手についてはピックアップチームではなく西武がそのまま出てもおもしろかったのではないかと思いました。

 その西武をみていて改めて思ったのですが、プロ野球史上、最強のチームはいつどこのチームでしょうか。時代とともに技術も道具もルールすらも変わり、一概には言えないでしょう。しかしそのなかであえて候補を挙げるとするならば、ふふふうさんは2003年のダイエーホークスを選びます。

 その年の日本一となったホークス。主要メンバーをみてみましょう。

 

8 村松 .324 6本 57打点

5 川﨑 .294 2本 51打点

4 井口 .340 27本 109打点

3 松中 .324 30本 123打点

2 城島 .330 34本 119打点

7 バルデス .311 26本 104打点

D 大道 .281 4本 51打点(ズレータ .266 13本 43打点)

9 柴原 .333 4本 53打点

6 鳥越 .212 1本 25打点

 

 当時は現在よりも打高投低でしたが、そのなかでも圧倒的な攻撃力を誇ったホークスは「ダイハード打線」と呼ばれていました。チーム打率.297は史上最高、中軸の4人は「100打点カルテット」として記録にも記憶にも残っています。

 投手陣をみても、20勝投手斉藤を筆頭に、杉内、和田、新垣、寺原とビッグネーム揃い。ペドラザがいなくなったことで絶対的なストッパーは不在でしたが、それを補って余りある戦力でした。

 ただ強いだけでなく、実はワンピースだけ欠けていることも、さらなる妄想をかきたててくれます。「鳥越がせめて.250打てばチーム3割だった…」「というか、小久保が離脱しなければ川﨑がショートで最強メンバー、100打点クインテットもありえた」と。しかしふふふうさんは鳥越個人も好きですし、いじられるネタをもつ選手が大好きなので、2003年はこのメンバー、この記録でこそ良かったと思っています。

 あれから10余年。オーナー企業も変わり、年号も変わりましたが、ふふふうさんは連敗が続くたび、いまだに「贅沢は言わないからせめて2003年レベルの投手陣になってくれれば…」「贅沢は言わないからせめて2003年レベルの野手陣になってくれれば…」と贅沢な夢に現実逃避をしています。

 ホークスが他球団からスター選手を引き抜くのはあまり賛同できませんが、孫オーナーの「世界最強チームをつくる」という理念のもと、2003年を超えるようなチームを目指し、選手を育成してもらいたいものです。