「ふふふうさん」ブログ ~いざゆけ若鷹軍団~

にわかホークスファンのまったりブログ

憎まれ役となってくれた選手

 プロになる時点で選手は皆すごくて尊敬に値するのですが、やはり人それぞれ好き好きというものがあります。そしてそれはショービジネスとして健全なことであると思います。ふふふうさんが柳田ファンのニワカ野郎であることは以前に明かしましたが、逆に、あまり応援しない選手も多少なりともいます。とはいえふふふうさんの生活を直接侵害するような本当の悪人ではなく、あくまでもプロ野球選手として、です。今回は、憎まれ役として野球を楽しませてくれた選手をご紹介します。

 

★小山伸一郎(中日→楽天)

 中日のドラ1でしたが鳴かず飛ばず、無償トレードで楽天に移籍してきました。当初はストッパーを任されることもあるなど、楽天が弱小時代の勝ちパターンのリリーフピッチャーでした。小山、片山、青山で「スリーマウンテンズ」というあまり頼りにならない勝利の方程式を組んでいましたが、そのころのホークスの勝ちパターンは「SBM48(攝津、ファルケンボーグ、馬原、甲藤)」でしたので、その安定感の差は歴然でした。

 さらにふふふうさんが楽天球場で観戦を始めたころには小山は全盛期を過ぎており、主に負けパターンでの起用でした。しかもビハインド状況でピシャリと抑えて逆転につなげる印象はほぼなく、「抑えりゃいいんだろ抑えりゃ」とでも言わんばかりのふてぶてしい風貌で出てきて、そして毎回当たり前のように失点するので、小山が出てきたらその日の試合は勝利を確信していました。楽天のピッチャーが交代でマウンドを降りるたび、「57番出せー!」と小山のタオルを振り回していました。ここまでくるとファンなのかアンチなのかよくわかりません。たまに少し遠くから「59番でもええぞー!」とか聞こえてくることもあり、みんな野球好きだなあと楽しんでいたものです。

 また、小山はプレー以外でもイライラさせて楽しませてくれます。まず、半袖です。佐々木主浩以来、リリーフピッチャーは〇〇魔人と呼ばれることが多いですが、小山も「半袖魔人」と揶揄されることがありました。だって、どう考えても寒いんですよ、仙台。寒すぎてファン向けのグッズとしてポンチョが販売されていたり、シーズンの序盤と終盤は平日でもデーゲームにせざるをえないくらい寒いのに、このおっさんは年中半袖のアンダーシャツを着ているのです。そのくせ引退まであと数年というころになって突然、シーズンオフに「半袖は寒いことに気が付いた」などと発言し、とうとう長袖着てしまったんですよ。もう東北中でツッコミの嵐です。ネタだとしてもフリが長すぎるだろ、と。そこはもう種田のバッティングフォームみたいなもんで、キャラとして押し通せよ、と。さらにさらに舌の根も乾かぬそのシーズンのうちに、「やっぱり半袖がいい」と言い出して結局半袖に戻し、その後半袖で引退していきました。なんなのこれ。

 もうひとつ、メガネもふざけていました。サングラスにしてみたり、ド派手な緑色のセルフレームにしてみたり。ただでさえ濃いキャラを、どんだけ上書きしていくのか。そして勘違いだったかもしれない、と思って念のために今ネットで「楽天 小山 メガネ」と検索してみたら、「小山めがねのアイウェアブログ」とかトップに出てきたんですよ。え、このおっさんまだ楽天でコーチしてるのに、副業でブログなんてしてるの?しかもアイウェアとか言っちゃってオシャレ路線で?半袖のくせに?と思いましたが、普通のメガネ屋さんで完全に人違いでしたので、「小山めがね」さんへのヘイト行為はお控えください。

 

 今回のブログ、書き出した当初のタイトルは「~~選手たち」でした。西岡とか美馬とかにも触れたかったのですが、小山への熱い思いで胸がいっぱいになってしまったので、もう小山だけの記事にしてしまいました。

 現役時代は楽しませてくれてありがとう。カラス子さんがどうしても戸村の姿を見たいと言ってきかないので、ついでに貴方のことも探してみます。まさか半袖じゃないと思うけど。

 ※小山は文中にもある通り、タオルが販売されるなど楽天の人気選手の一人でした。改めて、彼を尊敬し愛していることを明記いたします。