「ふふふうさん」ブログ ~いざゆけ若鷹軍団~

にわかホークスファンのまったりブログ

バレンティン加入・城島健司復帰

 バレンティンの加入で2019年オフのホークスの補強は完了、と思いきや、ビッグニュースが飛び込んできましたね。城島健司の球団復帰です。新設の役職とのことですので、今後フロント組になるのか再びユニフォームに袖を通すのかまだ不明ですが、ホークスファンとしては純粋に嬉しいニュースです。

 選手として超一流の2人ですから、それぞれについて語りたいことはたくさんあります。しかし、(物議を醸していますが)バレンティンの背番号が4になりそうなことと、同時に城島が戻ってきたこのタイミングでしか書けないことを書きたいと思います。

 上記の一連のニュースでふふふうさんが思い出したのは、博多華丸大吉さんの漫才。「1本でも人参」の替え歌のネタです。1番で~も内川、2番で~も今宮、3番で~も松中、4番な~のに、金子?という、打順と背番号をミスリードさせるホークスファンにしかわからない秀逸なボケです。それに対し大吉さんが、今日は全国ネットですよ、4番金子に反応できる人の方が少ないですよ、とツッコむのですが、華丸さんはとぼけたふりをして、な~んあんたいまだに1番秋山・2番城島ばひきずっとっとね、とボケを重ねます。松中が現役時代ですからもうずいぶん昔のことなのですが、いまだに思い出し笑いをするくらい好きなネタです。

 そして現在、松中の引退、今宮の背番号変更により、2・3は欠番ですので、もうこのネタは成立しません(そもそも1番内川に無理がありますが)。しかし、4番バレンティンならマッチしているなぁ、そういえば2番は城島だったなぁ、と一人でクスリとしたシーズンオフのある一日でした。

憎まれ役となってくれた選手②

 プロになる時点で選手は皆すごくて尊敬に値するのですが、やはり人それぞれ好き好きというものがあります。そしてそれはショービジネスとして健全なことであると思います。ふふふうさんが柳田ファンのニワカ野郎であることは以前に明かしましたが、逆に、あまり応援しない選手も多少なりともいます。とはいえふふふうさんの生活を直接侵害するような本当の悪人ではなく、あくまでもプロ野球選手として、です。今回は、憎まれ役として野球を楽しませてくれた選手をご紹介します。

 

★小山伸一郎(中日→楽天)

書き足りないので追記します。

 以前の記事で小山のタオルが販売されていたと記載しましたが、あれはふふふうさんの意図をわかりやすくするため、多少事実を捏造していました。お詫びするとともに真実を公開します。

 近年、楽天は「My HERO」というファンサービスで、育成契約をふくめた全選手のタオルを販売しています。したがって、タオルが販売されているからといって必ずしも楽天のなかでプッシュされているわけではないという事実をご理解ください。

 しかし、小山の現役当時は、「My HERO」タオルはまだなく、限られた選手のみ販売されていたこともまた事実です。そこでラインナップされていた小山は、間違いなく楽天のなかでプッシュされていたと言えます。

 しかししかし、イコール人気者だったかと言うとクエスチョンがついてしまいます。ふふふうさんは当時、楽天のファンクラブにスパイとして入会していました。ファンクラブ特典の数量限定ボブルヘッドなどをもらうため、デーゲームの日は朝一から球場で並んだものです。その他にも、ファンクラブ会員の特典として、入場時にピンバッジやタオルなどのグッズを配布していました。あるときタオルが配布された日のことです。銀色の袋の中にどの選手のタオルが入っているかお楽しみ♪で、受け取ったファンは皆、座席についてからいそいそと袋を開き始めました。確かふふふうさんは松井祐樹で、おっ敵ながらまあまあアタリだな、と思っていたら、近くの女子が「何これ~小山じゃーんいらな~い」と嘆いているのが聞こえました。

 ふふふうさんは基本的にはホークスファンとしか交流してこなかったため、楽天ファンに小山について改めて尋ねたことはありません。ですので、いまのところ100%の楽天ファンにとって小山はハズレ扱い(サンプル数:1)ということになります。

 

 続いてメガネについて補足です。各球場、7回の応援歌・ジェット風船をはじめとして、イニングの合間にちょっとしたイベントがあるかと思います。一時期、楽天球場では、小山のハデなメガネを活用した企画が実施されていました。バックスクリーンに客席がランダムで映るのですが、そのなかのお客さんに小山のメガネを合成する、という企画です。ほぼみんなシカトしていました。

 

 小山について、第二報は以上です。ご笑覧ありがとうございました。

 

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過去最強の敵チーム

 2019年シーズン、CSからの10連勝で工藤監督のポストシーズンの異常な強さが取り沙汰されましたが、過去にさかのぼっても、ホークスが日本シリーズで負けたのはダイエー時代の2000年が最後です。その年から数えてちょうど20年の間に、CSの経緯はさておき、ホークスは7回日本シリーズに出場しています。直近の6回は勝利しているわけですが、過去最強、最も苦戦したチームはどこだったかな?と考えた結果、個人的には2011年の中日でした。

 ホークスの監督は秋山。スタメンは、川﨑・本多・内川・カブレラ・小久保・多村・松中・松田・細川。投手も和田、杉内、攝津、ホールトン、大場、森福、馬原、ファルケンボーグとスキのないチームでした。また、監督の秋山もそうですし、川﨑を中心に見た目も格好いい選手が多く、「ホスト軍団」などとも呼ばれ女子人気の先駆けでもありました。本当です。おじさんはプロ野球にかじりついてきたのですから信じてください。

 一方の中日はいまでも強い印象の残る落合監督。ファンサービスは一切しない、優勝のみを目標とする「俺流」のスタメンは、荒木・井端・森野・和田・グスマン・ブランコ・大島・谷繁。投手はともかく、なんとも渋い面々です。投手力とセンターラインの守備力を軸にしたチームで、得点について落合監督は「ノーアウト満塁なら、内野ゴロゲッツーの間にホームインできればいい」という方針で、ロースコアの試合運びを得意としていました。

 結果としての4勝3敗が物語るように、まさに死闘でした。参考までに7戦の合計スコアをみても、ホークス15―9中日と、本当にロースコアの接戦だったのです。高い得点力を誇るスマートなホークスに対し、次から次へとおじさんや黒人が登場する中日。そして異様なほど鉄壁の守備力。ペナントで味わったことのない不気味な強さを感じ、なかなか思うように主導権を握れませんでした。

 最終的にはほんの1勝差でホークスが勝ちましたが、中日もチームの力を存分に発揮しました。CSによる下剋上によりペナントと日本シリーズの価値について依然として議論されていますが、このシーズンに関しては紛れもなく、12球団の中でその年の1位と2位を決める日本シリーズでした。そして、この20年で最強の敵チームだったと思います。

 個人的には落合監督の方針や手腕は好きでした。また本人も自身の技術・戦術に熱い思いをもっています。賛否両論ではありますが、また監督としてプロ野球を賑わせてもらいたいです。ホークスを完全に上回るチームが現れるとしたら、落合監督のチームをおいて他にない!と思っています。

ドラフト会議 2019年度と2015年度 あるバッテリーを追って

 大船渡高校・佐々木投手など、ビッグネームで騒がれた2019年度のドラフト会議。各球団の補強・育成の思惑や、指名された選手それぞれに思いを馳せ、アマチュアにはまったく詳しくないニワカのふふふうさんもそれなりに楽しむことができました。

 アマチュアには詳しくありませんが、4年間見守り続けた選手がいます。慶応義塾大学から中日に4位指名された、郡司裕也捕手です。郡司は仙台育英高校出身で、高校3年の春夏、甲子園に出場しています。そしてそのときバッテリーを組んでいたのが、元オリックスの佐藤世那でした。また、ショートの平沢大河(現ロッテ)は、その年の高校生野手No.1と評価されていました。その仙台育英は夏の甲子園、清宮幸太郎(現日ハム)を擁する大人気だった早稲田実業を破り、準優勝という素晴らしい成績を残しました。東北勢初の優勝なるか、優勝旗は白河の関を越えるか、と東北中の期待を背に、佐藤は決勝までの5試合、エースとして1人で投げ抜きました。そして郡司はその球を受け続けました。当時ふふふうさんは仙台に住んでおり、彼らの活躍を地元テレビでみるにつけ、大きな感動と喜びを受けていました。

 しかし、プロのスカウトの目はシビアなものでした。平沢がロッテ・楽天の1位競合指名を受ける一方、佐藤は甲子園準優勝投手でしたがオリックスの6位指名。地元での人気も肌で感じていただけに少し残念な指名順位でしたが、2人はともにプロの世界へ足を踏み入れます。そして郡司は大学野球へ挑戦。平沢・佐藤がふふふうさんの注目するパリーグにいったため、郡司も4年後、願わくば楽天かホークスに入団し、仙台を、いや全国を沸かせてくれた3人が同時に活躍してくれることを楽しみにしていました。

 しかしまたしても、プロは厳しい世界だという現実を突き付けられました。佐藤は2018年度オフ、郡司のプロ入りを待たず自由契約となってしまいました。平沢が苦しみながらも1軍に出場する一方、佐藤は3年間、とうとう1軍のマウンドにあがることはなく、2人の対決すらも観ることができませんでした。

 しかし、ふふふうさんの夢はまだつながっています。佐藤は自由契約の後も、社会人野球を続けています。そして今年、郡司が指名を受けました。もしも、佐藤が社会人野球でさらなる才能を開花させれば、「出戻り」プロ入りがありえるかもしれません。

 時は流れど、野球の歴史はつながっています。そして歴史=history が、his story =人の話であるということが意味するのは、やはり歴史をつくるのは選手一人ひとりだということです。

 そんな一人ひとりに改めて思いを馳せた、2019年度のドラフト会議でした。

憎まれ役となってくれた選手

 プロになる時点で選手は皆すごくて尊敬に値するのですが、やはり人それぞれ好き好きというものがあります。そしてそれはショービジネスとして健全なことであると思います。ふふふうさんが柳田ファンのニワカ野郎であることは以前に明かしましたが、逆に、あまり応援しない選手も多少なりともいます。とはいえふふふうさんの生活を直接侵害するような本当の悪人ではなく、あくまでもプロ野球選手として、です。今回は、憎まれ役として野球を楽しませてくれた選手をご紹介します。

 

★小山伸一郎(中日→楽天)

 中日のドラ1でしたが鳴かず飛ばず、無償トレードで楽天に移籍してきました。当初はストッパーを任されることもあるなど、楽天が弱小時代の勝ちパターンのリリーフピッチャーでした。小山、片山、青山で「スリーマウンテンズ」というあまり頼りにならない勝利の方程式を組んでいましたが、そのころのホークスの勝ちパターンは「SBM48(攝津、ファルケンボーグ、馬原、甲藤)」でしたので、その安定感の差は歴然でした。

 さらにふふふうさんが楽天球場で観戦を始めたころには小山は全盛期を過ぎており、主に負けパターンでの起用でした。しかもビハインド状況でピシャリと抑えて逆転につなげる印象はほぼなく、「抑えりゃいいんだろ抑えりゃ」とでも言わんばかりのふてぶてしい風貌で出てきて、そして毎回当たり前のように失点するので、小山が出てきたらその日の試合は勝利を確信していました。楽天のピッチャーが交代でマウンドを降りるたび、「57番出せー!」と小山のタオルを振り回していました。ここまでくるとファンなのかアンチなのかよくわかりません。たまに少し遠くから「59番でもええぞー!」とか聞こえてくることもあり、みんな野球好きだなあと楽しんでいたものです。

 また、小山はプレー以外でもイライラさせて楽しませてくれます。まず、半袖です。佐々木主浩以来、リリーフピッチャーは〇〇魔人と呼ばれることが多いですが、小山も「半袖魔人」と揶揄されることがありました。だって、どう考えても寒いんですよ、仙台。寒すぎてファン向けのグッズとしてポンチョが販売されていたり、シーズンの序盤と終盤は平日でもデーゲームにせざるをえないくらい寒いのに、このおっさんは年中半袖のアンダーシャツを着ているのです。そのくせ引退まであと数年というころになって突然、シーズンオフに「半袖は寒いことに気が付いた」などと発言し、とうとう長袖着てしまったんですよ。もう東北中でツッコミの嵐です。ネタだとしてもフリが長すぎるだろ、と。そこはもう種田のバッティングフォームみたいなもんで、キャラとして押し通せよ、と。さらにさらに舌の根も乾かぬそのシーズンのうちに、「やっぱり半袖がいい」と言い出して結局半袖に戻し、その後半袖で引退していきました。なんなのこれ。

 もうひとつ、メガネもふざけていました。サングラスにしてみたり、ド派手な緑色のセルフレームにしてみたり。ただでさえ濃いキャラを、どんだけ上書きしていくのか。そして勘違いだったかもしれない、と思って念のために今ネットで「楽天 小山 メガネ」と検索してみたら、「小山めがねのアイウェアブログ」とかトップに出てきたんですよ。え、このおっさんまだ楽天でコーチしてるのに、副業でブログなんてしてるの?しかもアイウェアとか言っちゃってオシャレ路線で?半袖のくせに?と思いましたが、普通のメガネ屋さんで完全に人違いでしたので、「小山めがね」さんへのヘイト行為はお控えください。

 

 今回のブログ、書き出した当初のタイトルは「~~選手たち」でした。西岡とか美馬とかにも触れたかったのですが、小山への熱い思いで胸がいっぱいになってしまったので、もう小山だけの記事にしてしまいました。

 現役時代は楽しませてくれてありがとう。カラス子さんがどうしても戸村の姿を見たいと言ってきかないので、ついでに貴方のことも探してみます。まさか半袖じゃないと思うけど。

 ※小山は文中にもある通り、タオルが販売されるなど楽天の人気選手の一人でした。改めて、彼を尊敬し愛していることを明記いたします。

頼もしき外国人選手、何人覚えてるかな?

 2019年、ホークスは前半を首位で折り返したものの、怪我人が続出していました。そんななかでひときわ輝いていたのが、グラシアル。もともと内野手登録で前年にセカンドを守っている試合も現地で観たのですが、2019年は外野手が次々に離脱し、グラシアルは主にレフトを任されていました。余談ですが、牧原・明石・グラシアルと内野手3人が外野を守る試合もあったほど深刻な状況でした。

 シーズンを通してハイレベルな成績を残してくれたことにくわえ、彼はポストシーズンで大暴れしました。同点、逆転のホームランを量産。こんなに勝負強い外国人選手は久々です。

 さて、グラシアルだけでなく、外国人選手はたくさんいます。ふふふうさんは大体2000年前後くらいから野球を観ていますが、どのくらい外国人選手を覚えているでしょうか。うろ覚えもふくめ、ツッコミどころ満載ですが一人で古今東西ゲームをやってみたいと思います。エピソードひとつふたつ添えながら。

 

【投手】

ペドラザ ホークスが強くなってきたころのストッパー。

ラジオ 名前がおもしろい先発ピッチャー。

ブランドン・ナイト 名前がかっこいい先発ピッチャー。

スクルメタ 名前がかっこいいストッパー。ペドラザの後釜になれず。

リンゼイ・グーリン インパクトで言えばトップクラス。軟投派だが牽制は剛速球。

スタンドリッジ 阪神に行く前はスタンドリッジだったよね?

ニコースキー このへんから他球団から獲得するのが多くなってきた。

ガトームソン 名前だけ覚えてる…

バリオス 長くいてくれたよね?

ピント ピントがあわず帰ったと聞きました。

ホールトン 内容はともかく最多勝。

パウエル 二重契約騒動で清原に盛大にDISられてましたね。

ウルフ このころからストーブリーグで日ハムが暴れだした覚えがあります。

ファルケンボーグ先生 ペドラザ以来の大当たり。回またぎ・3連投は禁止。

俺たちのデニス・サファテ まさかのファルケンの上位互換。なぜこの逸材が流れてきたのか。

リック・バンデンハーク オランダ・韓国という経歴がかっこよすぎる。不敗神話。

スアレス 最初はがんばってくれたよね。

モイネロ 3者連続3球三振。森福の後釜。

ミランダ 最初はめっちゃ期待しました。

スチュワートJr. アメリカ産田中正義。長期契約らしい。楽しみすぎる。

 

【野手】

ミッチェル ドカベンでチラッと出てた。

バルデス 100打点カルテット。

フリオ・ズレータ バルデスのパワー特化版。振り遅れーたとかいうダジャレは知らない。

バティスタ この辺から乱獲して失敗してた気がします。

ブキャナン ごめん、名前だけ。

オーティズ 同上。

ペタジーニ 残念ながら旬は過ぎていました。

アレックス・カブレラ 同上。しかし代打カブレラ、続いて代打松中とかとんでもないことをしていた。

李・なんとか 机の字だけ覚えてる…。

ウィリー・モ・ペーニャ おひげが可愛い。楽天に行ったのでしばらく見てた。

ブライラン・ラヘア 応援歌覚えたけど1回しか歌う機会がなかった。

イ・デホ ランナーがいないときの出塁率がすごい。

カニザレス 2軍で無双していたと聞いたっきり…。

アルフレド・デスパイネ 国家公務員。

ジュリスベル・グラシアル 名前も顔もかっこいい。デスパより年長と聞いたときは驚いた。

コラス 高卒だけど彼も公務員?高齢化しつつあるホークスでプロスペクトの1人。

 

 とりあえず思い出せたのは以上の面々です!みんな頑張ってくれたね!これからもよろしく!

 

 

 

バラ色の2003年

 2019年の西武は強かったですね。シーズンの強さが仇となってか、CSで不調の打順を組み替えられずホークスに足をすくわれてしまいましたが、あの攻撃力は恐ろしいものでした。シーズン後のプレミア12で、代表チームはどうしても得点力をベースにメンバーを選ぶためレフトやファーストが急造コンバートとなり細かいミスがあったようにも見えましたので、野手についてはピックアップチームではなく西武がそのまま出てもおもしろかったのではないかと思いました。

 その西武をみていて改めて思ったのですが、プロ野球史上、最強のチームはいつどこのチームでしょうか。時代とともに技術も道具もルールすらも変わり、一概には言えないでしょう。しかしそのなかであえて候補を挙げるとするならば、ふふふうさんは2003年のダイエーホークスを選びます。

 その年の日本一となったホークス。主要メンバーをみてみましょう。

 

8 村松 .324 6本 57打点

5 川﨑 .294 2本 51打点

4 井口 .340 27本 109打点

3 松中 .324 30本 123打点

2 城島 .330 34本 119打点

7 バルデス .311 26本 104打点

D 大道 .281 4本 51打点(ズレータ .266 13本 43打点)

9 柴原 .333 4本 53打点

6 鳥越 .212 1本 25打点

 

 当時は現在よりも打高投低でしたが、そのなかでも圧倒的な攻撃力を誇ったホークスは「ダイハード打線」と呼ばれていました。チーム打率.297は史上最高、中軸の4人は「100打点カルテット」として記録にも記憶にも残っています。

 投手陣をみても、20勝投手斉藤を筆頭に、杉内、和田、新垣、寺原とビッグネーム揃い。ペドラザがいなくなったことで絶対的なストッパーは不在でしたが、それを補って余りある戦力でした。

 ただ強いだけでなく、実はワンピースだけ欠けていることも、さらなる妄想をかきたててくれます。「鳥越がせめて.250打てばチーム3割だった…」「というか、小久保が離脱しなければ川﨑がショートで最強メンバー、100打点クインテットもありえた」と。しかしふふふうさんは鳥越個人も好きですし、いじられるネタをもつ選手が大好きなので、2003年はこのメンバー、この記録でこそ良かったと思っています。

 あれから10余年。オーナー企業も変わり、年号も変わりましたが、ふふふうさんは連敗が続くたび、いまだに「贅沢は言わないからせめて2003年レベルの投手陣になってくれれば…」「贅沢は言わないからせめて2003年レベルの野手陣になってくれれば…」と贅沢な夢に現実逃避をしています。

 ホークスが他球団からスター選手を引き抜くのはあまり賛同できませんが、孫オーナーの「世界最強チームをつくる」という理念のもと、2003年を超えるようなチームを目指し、選手を育成してもらいたいものです。

家庭内ダービー

 ふふふうさんはホークスファンですが、妻のカラス子さんは楽天ファンです。ですので、ホークス vs 楽天の試合は否が応でも盛り上がります。2019年のCSファーストはしびれましたね。

 仙台に住んでいたころ、一緒に楽天球場に行くときはふふふうさんが勝手にビジター応援席のチケットをとってしまうのでしぶしぶ付き合ってくれましたが、カラス子さんはまわりに流されてホークスに声援を送ることはありませんでした。楽天の先発ピッチャーがノックアウトされようものなら、ふふふうさんが喜んで煽り倒すので、怒ってどっかに行ってお酒を買って帰ってくることが多かったです。

 家でテレビ観戦するときはがっぷり四つです。「野球メシ」として肉や揚げ物をこしらえてくれます。一緒にお酒を飲んで両チームを称えながら楽しみます。でも、ホークスが勝つとふふふうさんが調子にのってカラむし、楽天が勝つとふふふうさんが不機嫌になって八つ当たりでカラむので、大抵最後は怒られて終わります。

 夫婦で贔屓のチームが違うと、怒られることもありますが2倍楽しめます。楽天がCSで敗退した後はカラス子さんもホークスを応援してくれますし、ふふふうさんもホークス戦でなければ楽天を応援します。2人ともニワカですが、両チームにそこそこ詳しくなっています。

 ふふふうさんの子どもは、教育がうまくいきホークスファンになりました。物心つかないころから、いざゆけ若鷹軍団や選手応援歌をきかせてあやした賜物です。まだ野球のルールはわかっていませんが、とりあえず「黄色いチームが好き!」というとってもいい子です。福岡ドームに親戚で集まって行った際には、野球観戦が初めての甥っ子も見事ホークスファンになりました。いい子です。

 ちなみにカラス子さんは楽天の戸村のファンです。だいたいビハインドで出てきて2回4失点ピシャリのイメージだったのですが、ケガもあり最近は登板機会もありませんでした。ドラ1で期待され続けていましたが、今年限りで現役引退となり残念です。でも打撃投手として楽天に残ったので、まだ姿を見られると喜んでいます。楽天の打撃練習で見られるかも、ということで、来シーズン、楽天ビジターの試合に2時間前に球場入りすることが決まっています。たのしみですね!

ふふふうさんの推し選手

 ふふふうさんの特に応援する選手を紹介します。

 ※選手は敬愛を込めて呼び捨てさせていただきます。

 

外野手 柳田悠岐 選手です。

 

 このニワカが!と思われたでしょう。ファンとして甘んじて受け入れます。ふふふうさんと柳田の出会い(とは言ってもファンとして一方的なものですが)は、2013年のシーズン早々でした。楽天球場(当時、日本製紙クリネックススタジアム宮城)で本腰を入れてホークスを応援することを決め、レプリカユニフォームを購入することにしました。一着を着続け、長く応援したいので、若くて有望な選手を一人選ぶことにしました。いわゆるプロスペクトですね。

 前年までの情報や2013年開幕からの活躍で、候補は3人に絞られました。当初の優先順位で挙げると、今宮、中村晃、柳田です。今宮はすでに前年からレギュラーとなっており、本命でした。しかしまだ打撃には目をつぶらざるをえない状態で、最終形態が鳥越となる可能性もあります。中村晃は2012年に2軍で首位打者、2013年から積極的に起用されだし下位打線で実績を出し続け1番打者を掴み取るのですが、まだインパクトはありませんでした。柳田もこのシーズンにブレイクしたので、この段階ではあまり注目していませんでした。3人とも、決め手に欠けていたのです。

 ある日、いつも通りプレイボール2時間前に球場入りし、ライトスタンドでホークスの打撃練習を眺めながらあれこれ悩んでいると、異変に気が付きました。なんか、さっきから打球がスタンドに飛び込み続けてきてる。注意喚起のホイッスルが鳴りっぱなし。バッターボックスに目を向けると、確かに一人の選手がホームランを打ち続けているのです。外国人じゃない。左打者… 内川でも松田でもない。誰だあれ!?とオペラグラスで見てみると、背番号44が見えました。背番号を確認するまでもなく、ふふふうさんの心は既に決まっていました。彼のユニフォームにしよう。そう、その44番こそ、柳田だったのです。

 その後柳田はミスターホークスともいえる9番に変わり、44番はバンデンハークに引き継がれ“出世番号”となるのですが、ふふふうさんはいまだに44番・柳田のユニフォームを着続けています。そして柳田が全国区の人気になるまで、まわりの見ず知らずの観客やテレビの解説・実況に「やなぎダじゃなくてやなぎタ!」と突っ込む仕事を続けるのでした。

 とても魅力的なフルスイングの反動なのかケガしがちで心配ですが、これからも規格外の活躍をしてくれることを祈っています!またハマスタの電光掲示板ぶっこわせ!!

ふふふうさんスタジアム観戦記③

 前回に続き、スタジアムの感想を書き連ねていきます。今回は観戦記の最終回、本拠地球場以外をとりあげたいと思います。

 

ふふふうさんスタジアム観戦記③

●岩手県営野球場

 盛岡市にあります。大谷翔平が高校3年の夏、いわくつきのホームランを打たれ敗れた球場です。ふふふうさんはこの球場に、オールスターを観に行きました。全体の感想として、「セリーグの選手全然知らない!」という印象が強かったです。もっともっとプロ野球を楽しまなければ、と思いました。

 一番思い出深いプレーは、バレンティンが三盗しかけて普通に刺されていたことです。盛り上がらず、球場冷えっ冷えでした。記憶違いでしたらすみません。

●大宮球場

 さいたま市にあります。西武が毎年必ず数試合ここで開催すると宣言しています。西武が2017年くらいから急激に強くなったため、当時はガラガラでしたがいまは毎試合満席です。こっちを完全ドーム化して本拠地にしたら集客力バツグンなのに…とは、西武グループの前では口が裂けても言えません。

 一番の思い出は、よりによって地方球場で会社の同僚と鉢合わせたことです。

●浦和球場

 ロッテの2軍本拠地です。ふふふうさんの妻は楽天ファンで、2軍戦を観てみたいと言うので行ってみました。ほぼ立ち見で収容人数も少ないですが、無料で観戦できます。

 一番の思い出は、楽天の野手選手層が薄すぎて出てくるメンバー全員1軍でもみたことがある顔ぶれだったことです。あと中川大志がホームラン打ってました。

●泉練習場

 仙台市にある、楽天2軍の練習場です。練習風景を普通に見学できます。粘れば出待ちでサインをもらえるらしいですが、そこまでは通いつめませんでした。

 一番の思い出は、バッティング練習で安樂が一番カッ飛ばしていたことです。ド素人ながら、野手転向した方がおもしろいんじゃないかと思いました。

 

 以上、計3回にわたるスタジアム観戦記でした。いまのところ、楽天の球場が一番好きです。皆さんもぜひ球場へ足をお運びください!楽しいですよ!